自責感が強い従来のうつ病と対照的に他罰的で、趣味活動などには積極的になれるが職場などストレスを感じる場面でのみで激しく気分が落ち込むようないわゆる新型うつが30代ぐらいの若い世代で増えている。新型うつでは、うつ病との診断による休職中に国外旅行・語学留学・転職活動などを行って周囲の反感を買うようなケースもあり、職場全体の雰囲気が悪くなったり、フォローする側の周囲の人までうつ病になってしまうような2次被害の危険性もある。もっとも、人間が果たすべき義務を遂行するためには全ての人間が多かれ少なかれ何かしらの我慢を強いられているのは当然のことであるから、新型うつのような患者の行動理念が理解され難いのも正常な側の立場から見れば当然、といった問題が常につきまとう。対処法について、通常のうつ病患者に「がんばれ」と励ますことは、本人に過剰なプレッシャーをかけ場合によっては自殺に追い込む危険性もあるためタブーであるとされているが、新型うつの患者には適切な時期には「そろそろがんばってみたら」と積極的に介入することも必要であり、その時期も見極めが重要であると精神科医の香山リカは述べている。
一方、精神科医の岩波明は「『新型うつ病』という概念はタレントとして活躍している女性精神科医の創作であり、医学的な根拠がない」という。
月刊「創(創出版)」の香山の連載「『こころの時代』解体新書」2006年4月分加筆収録版「うつ病こそ最大の国益損出?」では「ここでは一応、新型うつ病としておくが」と断りを入れている。また、2007年12月分加筆収録版「08年はうつ病の時代?」では双極U型(双極II型障害)や気分変調症(気分変調性障害、抑うつ神経症)に似ているが、鑑別のポイントが回避性人格障害(回避性パーソナリティ障害)に通じるところが大きいとしている。
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